産業部会 12月定例部会のお知らせ産業部会は,真空技術に関する多様な情報を紹介することを目的として活動を続けて おります.第230回となる12月定例部会のプログラムをお知らせいたします. 前半は,Nd焼結磁石製造用真空装置に関するご講演です.ハイブリッドカーや省エネ モーターをはじめとしてNd焼結磁石の使用量が年々増加しています.Nd焼結磁石には耐 熱性向上のためにDyを添加しますが,このDyを節約する目的で粒界拡散法の研究を進め て開発された大量生産用真空装置の開発経緯と,永久磁石特性向上例をご紹介いただき ます. 後半は,再生アルミ地金中のガス量管理に関するご講演です.真空天秤と四重極質量 分析計(QMS)から構成される複合システム(グラビマス)を用いて,含有ガス量を成分ご とに換算重量値として計量管理する方法をご紹介いただきます.また,同システムの他 の応用例として,復元古代酒の香り成分測定についても,お話しいただきます. 本定例部会は今年最後の産業部会となりますので,終了後に忘年会を開催いたします. 講師を囲んで,さらに深く突っ込んだディスカッションや情報交換の場としてご活用く ださい. 多数のご参加をお待ち申し上げます. 日 時:平成20年12月3日(水)14:00〜16:30 場 所:機械振興会館 B3-2号室(地下3階) 参加費:無 料 ―プログラム― 開会挨拶 (日本真空協会 産業部会長) 及川 永 14:00-14:10 1.世界最高性能のNd焼結磁石製造用真空装置”マグライズ(Magrise)”の開発 ((株)アルバック 筑波超材料研究所) 永田 浩 14:10-15:10 −休 憩− 2.真空天秤・四重極質量分析計複合システムによる再生アルミ地金中のガス量管理 ((独)日本原子力研究開発機構 産学連携推進部) 阿部 哲也 15:30-16:30 講演終了後,講師をお招きして忘年会(会費3,000円)を開催します.講師への質問, 相互の情報交換等,有意義なディスカッションができますので,こちらにも多数ご参加 下さい. 次回の開催予定: 平成21年1月22日(水) 申込み・問合せ先:日本真空協会事務局(荻野) 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館306号室 TEL:03-3431-4395 FAX:03-3431-5371 E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org |