日本真空学会 産学連携委員会
平成27年3月例会(第280回)のお知らせ


  産学連携委員会の今回の例会は,『イオンを用いた成膜』をキーワードとして,産業界からは平成26年
 度「第2回 真空の匠」に顕彰されました神港精機(株)名誉顧問:川下安司氏(顕彰業績名「イオンプレー
 ティング成膜装置の開発」)にお話をいただき,学会側からは,イオンを用いた成膜と表面改質について
 の論文,解説,著作を多数ご発表されている工学院大学教授:鷹野一朗先生にご講演をいただきます.
 皆さま多数のご参加をお待ち申し上げます.


 日 時:平成 27(2015)年 3月 17日(火)14:00〜16:30
 場 所:機械振興会館(東京都港区芝公園 東京タワー前) B3−1号室(地下3階)
 参加費:無料

                  −プログラム−

 開会挨拶              (日本真空学会 産学連携委員会) 入江 則裕 14:00〜14:10

 1. “イオンプレーティング成膜装置” 開発の歴史と販売への取り組み
          (神港精機株式会社  名誉顧問(元代表取締役社長)) 川下 安司 14:10〜15:10

  [講演要旨]
  今やタッチパネルはスマートフォン・タブレットだけでなく,あらゆる電子機器デバイスの入力インター   1970年前後から公害問題が非常に大きく取り上げられ,無公害めっきを目的に開発に着手したが,採算面  が合わなかった.その頃はPVDで硬質皮膜が作製されていなかったので,超硬質膜を開発して切削工具へ  の応用を試みた.その時,TiNの金色がきれいなことから時計の装飾へも適用した.切削工具関係は販売戦略  を失敗し,軌道に乗るのに時間がかかった.しかし,装飾関係は初年度こそ苦労したが,次年度から徐々に  拡販へと進んだ.
               休  憩(15:10〜15:30)  2. イオンビームを用いた薄膜形成と表面改質          (工学院大学 工学部 電気システム工学科 学科長 教授)          (工学院大学 総合研究所 ECECセンター長)       鷹野 一朗 15:30〜16:30   [講演要旨]
  これまでイオンビーム技術を応用して,様々な薄膜形成と表面改質に取り組んできた.薄膜形成としては,  イオンビームと蒸着を組み合わせたイオンミキシング法により,低融点基板へ銅薄膜を高い密着性でコーティ  ングする方法や,高い形成温度を必要する酸化チタン薄膜のコーティングについて検討している.表面改質と  しては,環境に配慮した生分解性樹脂の表面強化やPTFE表面へのイオンビーム照射による表面形態の変化につ  いて紹介する.
  講演終了後,交流会を開催します.相互の情報交換,講師との懇談など,有意義なディスカッションが   できますので,こちらにも多数ご参加下さい.   時間:講演終了後〜18:30, 場所:「うすい」(機械振興会館地下3F), 会費:3,000円     なお,本例会・交流会に参加ご希望の方は,準備の都合上,事前に事務局宛ご連絡頂きますようお願い   いたします.  申込み・問合せ先:一般社団法人 日本真空学会 事務局           〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館306号室           TEL:03-3431-4395 FAX:03-3433-5371           E-mail:ofc-vsj@vacuum-jp.org