東日本大震災に対する日本真空協会の取り組みについて一般社団法人 日本真空協会 会長 尾浦憲治郎 本年2月に開催された当協会定期総会において、ご推挙いただき、平成25年ま での2年間、会長職を務めさせていただくこととなりました。あらためて、協会 の定款や古い真空誌等を読み返してみると、当協会の活動領域が極めて多岐にわ たることと、自分自身で関係した研究分野や協会活動が極めて限られたものであ ることを実感いたします。浅尾荘一郎初代会長以来、真空科学技術の発展に多大 な成果をあげられた歴代会長の後を次ぐものとして誠に力量不足ではございます が、会員各位のご支援、ご協力の下に、本協会の発展にいささかなりと貢献でき るよう励みたいと念じております。 この度の東日本大震災により,被害に遭われた皆様へ,心よりお見舞い申し上 げます. 本震災により東日本一帯の建物や製造機器,研究機器に甚大な被害が出ている ことが報道されております.また,震災をきっかけとした福島原発の事故等によ る電力供給事情の逼迫により,今後は東日本大震災の復旧のみならず省エネルギ ー等の危急の取り組みが必要とされております. 日本真空協会は,震災からの復興や真空関連設備の節電技術等について,緊急 に論文を募集いたします.これらの論文を,随時,機関誌「Journal of the Vacuum Society of Japan」(J. Vac. Soc. Jpn.誌)に掲載することにより,広く社会 に貢献したいと思います. 募集する論文テーマとしては,以下のようなものが挙げられます. ○ 東日本大震災による真空関連機器・設備の被害状況と,今後の震災対策への知見 ○ 真空関連機器・設備の復興状況 ○ 計画停電に対する真空関連機器・設備の対応 ○ 真空関連機器・設備の省エネルギー化の方法 ○ 真空関連機器・設備の節電技術 ○ 省エネルギー化,新エネルギー源(たとえば,太陽光発電パネルや,エネルギ ー効率を高めるようなコーティング技術等)と真空関連機器・設備の開発 原稿種類としては,研究論文,速報,解説,製品紹介,技術資料などがあります. これまでも,日本真空協会はJ. Vac. Soc. Jpn.誌において, 小特集「環境・エネルギー問題と機能性コーティング」(51巻9号), 小特集「太陽電池用材料開発の進展」(51巻10号), 小特集「パーフルオロ化合物(PFCs)利用機器の動向とその排出防止技術」(52巻7号), 燃料電池関連論文など,省エネルギーや地球温暖化対策に貢献する小特集や論文掲載を行ってきました. 論文は,J-STAGEや, Journal@rchive を通じて,前身誌,真空工業(1954年より), 真空技術(1950年より)を含めて公開されております. 皆様の積極的な投稿をお待ちしております.論文投稿の詳細につきましては本協会 編集部会のホームページ をご参照くだ さい. 尚,本年7月よりJVSJ誌への投稿については依頼原稿を除き投稿料が必要となります が,本件に関しては,この告知を持って依頼文とし,依頼原稿扱いとすることを申し 添えます. |