日本真空協会2009年6 月研究例会
テーマ:真空中の潤滑及びナノ摩擦

 真空中での潤滑については,産業界における基板搬送ロボットや耐宇宙環境
(耐UV光,耐放射線)が考慮され,固体潤滑材を中心に議論されることが多い.
それに対して,例えばターボ分子ポンプの軸受けなどでは,低蒸気圧油による潤
滑が行われています.本例会では,これらの真空中における摩擦,潤滑という現
象をマクロな視点及びミクロン,ナノという視点で研究,開発を行われている講
師の方々をお招きし,解説していただきます.

日 時:2009年6月19日(金)13:00〜16:45 (受付12:30〜)
場 所:機械振興会館6階62号室 東京都港区芝公園3-5-8(東京タワー前)


             -講演プログラム-

   13:00〜13:05 開会の挨拶      (日本真空協会研究部会長)土佐正弘

1. 13:05〜13:45 表面粗さと真空中の摩擦
                 (独立行政法人物質材料研究機構)笠原章

2. 13:45〜14:25 真空環境用グリースについて (協同油脂株式会社)大貫裕次

3. 14:25〜15:05 真空環境用磁気軸受の動向   (株式会社MUTECS)上山拓知

               -休 憩-

4. 15:20〜16:00 真空中と気体中での絶縁体の摩擦帯電
                   (学習院大学理学部物理学科)三浦崇

5. 16:00〜16:40 グラファイト基板上の吸着膜のナノ摩擦
           (国立大学法人電気通信大学量子・物質工学科)鈴木勝

   16:40〜16:45 閉会の挨拶       (日本真空協会研究部会)大林哲郎


参加費:(当日会場にて御支払ください.)
    日本真空協会会員,日本表面科学会会員 1,500円
    非会員 2.500円 学生 無料
    予稿集:1,000円

問い合わせ先:
    日本真空協会  TEL: 03-3431-4395 FAX: 03-3433-5371
            e-mail: ofc-vsj@vacuum-jp.org
            URL:http://wwwsoc.nii.ac.jp/vsj/

本件担当:日本真空協会研究部会((株)大阪真空機器製作所)大林哲郎
               ((株)アルバック)高橋直樹