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「Journal of the Vacuum Society of Japan」誌
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会長挨拶

新たな出発に向けて

荒川 一郎

 明けましておめでとうございます.日本真空学会と日本表面科学会,両学会の皆様におかれましては,ますますご活躍のこととお慶び申し上げます.
 ご承知の通り,両学会は本年4月に合併し,新しい学会として出発することとなりました.その出発に向けて準備作業が進められている中で,会誌は一足先に合併し,『表面と真空』がこの1月から創刊されました.会誌が両学会の合併事業の先達となり,牽引役となっているのは大変ありがたいことです.両学会の会誌の編集担当の皆様に厚くお礼を申し上げます.
 両学会の合同講演会が最初に開催されたのは2006年11月の大阪でした.これが合併へ向けての第一歩であったと思います.その後,合わせて6回の合同講演会を重ねながら,合併の実現可能性を確認していたと言えるわけで,ここでも合同講演会の運営に携わってきた方々の多大の努力にお礼を申し上げなければなりません.
 この様な経緯を経てようやくその機が熟し,本年4月の合併に至ることとなりました.数年の準備を経て心構えはできていたものの,いざ合併となると,実務的な面で準備万端整ったとは申せません.多くの人が調整の苦労のただ中にいます.形は整うにしても,一つの学会として落ち着くまでに,まだしばらく会員諸氏の知恵を絞って頂く必要があると思います.
 2022年の9月に札幌でIVC-22(22nd International Vacuum Congress)が開催されます.これはIUVSTA(International Union for Vacuum Science, Technique and Applications)が3年ごとに実施する国際会議で,Applied Surface Science, Biointerfaces, Electronic Materials & Processing,Nanometer Structures, Plasma Science & Technique, Surface Engineering, Surface Science, ThinFilm, Vacuum Science and Technology の9分野にまたがる大規模なものです.これらの分野はまさに新しい学会の守備範囲に重なることにご注目下さい.新しい学会はホスト役として早速この準備に当たらなければなりません.この会議の成功が,内外に新しい学会の存在を知らしめることになるでしょう.またそのために会員の皆様が力を合わせることで,一つの学会としてのまとまりが醸成されるものと思います.皆様方のいっそうのご協力をお願いして,ご挨拶に代えたいと存じます.